あそび大学では、おとなはこどもたちのやることに口出しできません。 けんかをしても仲裁に入ることはしません。 予測できないことが起きても、自分や他者を大切にしながらどう解決すればいいか、自分自身で考えてほしいからです。
外であそんでも、何かをつくっても、 ぼんやり考えごとをしていても、ここでは自由です。 おとなに言われたことをするのではなく、 本当は何をやりたいのか、自分を深く見つめてほしいからです。
やりたいことに夢中になりながら、しなやかに生きていく力をはぐくむ。 自由でワクワクするあそび環境を広げていくことが、私たちの目標です。
あそび大学は
創造性をはぐくむあそび場を、
無償で開放しています。
自分で何かを決めたり、誰かとぶつかったり、大失敗をしたり、成功してワクワクしたり。あそび大学はそんな空間と時間を無償でこどもたちに提供しています。
・ルールはただひとつ
「自分自身やお友達を傷つけない」
・保護者なしで過ごすあそび場です
・こどもが自分の意思で主体的に
あそべます
・環境づくりには配慮していますが、
「ケンカ」も「ケガ」も自分自身の
責任としてあそびます
ものづくりのまち墨田区の町工場から
あそびの素材をご提供いただいています。
自然はこどもの最高のあそび道具です。しかし都会の中では、豊かなあそび環境をいかに整えるかは大きな課題。そこで私たちは「ものづくりのまち」という地元墨田区の特徴に着目しました。墨田区には布、紙、革、 ウレタン、プラスチック、金属などを加工する工場が数多くあります。あそび大学では多種多様な製品をつくる町工場から、こどもたちの発想を広げる素材をご提供いただいています。あそびを通して地元産業にふれ、地域愛や創造力を高めていってほしいと願っています。
あそび大学を運営している4団体
あそび大学は、4 つの団体が共同で運営しています。
特定非営利活動法人Chance For All
「生まれ育った家庭や環境に関わらず、だれもがしあわせ生きていける社会の実現」をめざし、学童保育などの居場所づくりを行なっています。
一般社団法人SSK
「いつもと違う場で、いつもと違うことを」をテーマに、日常とは違う子どもの体験の場づくりをしています。
Seki Design Lab.
デザイン事務所を“てらこや“としても開放し、こどもたちがあそびに没頭できる時間や、興味を持った事に夢中になれる機会を提供しています。
千葉大学環境デザイン研究室
こどもが主体的で自由に過ごせる遊び環境のデザインを研究しています。